2008年3月14日金曜日

ANIMATION界に!CARTOON界に!新たな衝撃

私が衝撃を受けたCARTOONは以前にもふれた鳥山明の「Dr.スランプ」画風でしたが、その後同じくらいにビックリしたのが、大友克洋の漫画「童夢」を見たときだった。

大友の画風は大胆な構成に人物はもちろん背景にまで「これでもか」と言わんばかりに緻密に書き込まれた超リアルなものだった。

CARTOONといえば書き込む密度はそんなに多くなくある程度デフォルメされるものだと感覚で認識していた当時ではその衝撃はハンパなかった!

大友克洋と言えば「AKIRA」を思い浮かべますが、初期の頃は1970年代的なヒッピー感覚の作品を主に書いていて、「Fire-Ball」からSF_CARTOONを描くようになった。

ANIMATION映画「AKIRA」はもともと1983年の「幻摩大戦」にキャラクターデザイナーとして関わったのをきっかけに、「キャノンのカメラのCMキャラクター」や絵コンテ、原画を手がけ「迷宮物語」(Various Artists animation)の一話を監督した後1988年に作られた。そのためすでにTVでの大友のANIMATIONは茶の間に浸透していたので「AKIRA」のANIMATION化はかなりの注目を集めた。(今も「カップヌードル」で大友のANIMATIONが使われています)
その「AKIRA」ですがこのANIMATIONにも大友流?の表現は感動的だった。
「車やバイクのテールランプの残像」や超能力の表現で「目に見えない力を空間の歪みを球体で膨れさせていく」など数多くの表現方法を取り入れています。
さすがに10億もの制作費をかけただけに緻密さも桁外れ!
アニメは普通アフレコ(after-recoding)と言いANIMATIONが先にできそこに声優さんが声をのせていくが、「AKIRA」はプレスコ(pre-scoring)と言い声を先に録音してそれに合わせて動画(ANIMATION)を制作するというこりよう。「プレスコ」は声の演技のリアリティーは広がるが、ともすると画像がそこまで緻密に描ききれなくなりANIMATIONのクオリティーが落ちることのほうが多い。
しかしこの作品では見事に融合している。
今ほどCG(コンピューターグラフィックス)が支流になっていない時代にですよ。
本当に日本のJapanese_animation_technologyと言うのは凄いものです。

AKIRA」についてはまた・・・・・

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